福祉講座③思っているのとはちがってた・・・ – つくば開成学園高等学校
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福祉講座③思っているのとはちがってた・・・

福祉講座、最終回です。

今回は高齢者の方のことを みんなで考えてみました。

人は20歳をピークに、体の中で老化が始まり、40歳ころから表面化し若い頃とは違ってくる。ということを学びました。体や目に見える変化はもちろんですが、内臓や感情など内面的にもどうしようもなく変化するため、怒りっぽくなったり、急に泣いたり、以前と同じことができなくなる・・・高齢者の方のなかには、そんな思いをされている方もいるのだと知りました。

次は膝と肘をサポーターで締め付けたり、足首に重りをつけたり、軍手をはめたりすることで高齢者の筋力低下や関節拘縮、指先の不器用さなどを体験してみます。

も「もっときつく巻いて―」

「重い‼3キロぐらいある?」「1キロだよ」などと言いながら準備

最後はゴーグルを装着‼ 視野が・・・びっくりするほど狭く足元は見えません‼

さあ実際に動いてみます。

「視野が狭くて、足元が見えなくて 怖かった。」

「動きにくくて思うようにいかないし、遅い!!」

「階段降りるときは手すりがないとつらい」

「疲れる―」 と口々にもらしながら、しかし前回の学習の成果か介助する方は「そこ、気を付けて。」「ゆっくりでいいよ。」と思いやりのある対応に感心しました。

高齢者の方々は、色々大変そうとは思っていたけれど・・・

実際に体験したり、知識を得たうえで高齢者の気持ちを考えると、思っていた以上に大変だったり、意外なところに困難があることがわかりました。

受容→傾聴→共感 これをし続けること、介護は特別難しい技術を駆使するわけではなく普段の人間関係においても実践していること、その積み重ねだそうです。

まずは身近にいる祖父母、近所の高齢者に目を向け優しくし接することができたら良いですね。

そして今回は、長野社会ふくし専門学校の卒業生で介護の現場で働いている卒業生も一緒に講座を盛り上げてくれました。彼は本校の卒業生でもあります。現場で働く先輩から実際に介護の仕事をしながら感じること、実際に現場で起こることなど生の声を聞くことができました。

一生懸命講座を受ける生徒たちと立派になった卒業生。嬉しいですね。

そして福祉講座最終回 金子先生の講座は先生のお人柄あふれる楽しい時間、楽しみながらも様々な気づきがあり、色々考えさせられる時間でした。素敵な学びの時間をありがとうございました。

   

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